簡易宿所に必要な工事は帳場と消防設備だけ?

皆様こんにちは。 JPRESERVEの宮本です。

本日は簡易宿所を開設するにあたっての工事を御紹介したいと思います。

簡易宿所を開設する目的で色々とお調べされると帳場と消防工事が必要なことは多くの方がご存知のことと思います。

本日御紹介するのは防音工事です。

通称ピアノルームと呼ばれる完全防音ルームは、習い事をされるお子様をお持ちの方などで ご自宅に施行されるケースがあるかと思います。 京都市では、非常に密接した建設が行われており、中には連棟と呼ばれる「御隣のご自宅と壁1枚」というような 日頃の生活においても双方の気遣いが必要な住宅も数多く残っています。

(個人的には京都のお隣同士の気遣いや、地域コミュニティの発達は、これらの思いやりから生まれてきたのではないかと思います。)

お話しは変わりますが、簡易宿所を開設する際に、このような通常の生活においても気遣いが必要な住宅を改装するケースがあります。 やはり近隣にお住まいになられる方がご心配されるのは滞在者の音の問題です。 当社は厳しい滞在ルールにご協力頂いておりますが、通常の生活音も漏れてしまう状況では滞在者も御隣に住む方にとっても 気遣いが必要になってしまいます。 そのような際に当社では近隣にお住まいの方と協議を行い、防音施工を行うこともございます。

これらの取組みも営業開始してからでは、なかなか手が施せませんので、改装の最初の段階で行いたいですね! これらの防音工事には耐火性を高める効果もあり、もしもの際に、消防車が到着するまで近隣への類焼を持ちこたえる効果も高まります。

◆防音壁工事の様子

  

遮音シートを壁に貼り、そこに胴縁と呼ばれる木を格子状に入れて空間を作ります。

その上に耐火性石膏ボードを貼り、目張りをコーキング剤でしっかりと塞ぎます。

◆壁紙

せっかく耐火性の石膏ボードを貼るのですから防炎壁紙を選びたい所ですね。