対面チェックイン

皆様

こんにちは。

JPRESERVEの宮本です。

弊社の創業当時は私が毎日冷や汗をかきながらゲストの出迎えをしておりました。

最近ではフェロー(当社ではスタッフのことをフェローと呼んでいます。)にほとんどお任せしていて専らドライバー程度をするだけになっていたのですが、久しぶりにガッツリチェックイン対応をしたので書いてみようと思います。

◆宿泊名簿の記入とパスポートの撮影

まずは「Please cooperate for just a little bit」という私が2年前にグーグル先生の翻訳で覚えた言葉(今ではかなり英語は話せますが)を正しいのかどうかわかりませんがお伝えするのが私のチェックイン手続きの開始の合図です。「bit」という言葉は少し、とか、ちょっとだけという意味があるようで、私が好んで使います。

Please write this accommodation list.
And please show me all of yours passport.

この言い回しは何度も何度も練習した記憶があります(^^;

ここから滞在時の注意事項を10分くらいジョークを交えながら説明します。私のハウスルールについては「Immediate check-out」つまり即時チェックアウトの文言が入っているので、それはそれは真剣に聞いてくださいます。しかしながら、お話をする中で、私たちが地域との共生に重きを置いていることや、地域の皆さんとゲストをお迎えしていることを気付いてくれ、徐々に表情も緩み、暖かな気持ちになっていただいている様子です。

またお客様は民泊慣れしている人が多く。何故会うの?と聞かれることも非常に多いです。

そこでしっかりと、私たちのようにチェックインの時に会わないことは京都では違法であること。そして、それらの施設は防火、避難などゲストが滞在するに当たっての安心・安全な措置が取られていないケースがほとんどであることを説明します。そのほかにも、いわゆる民泊を経験してきたゲストにとっては、当社の施設の清潔感は飛びぬけて高いようです(どんなところに泊まってきたのか・・・)

◆チェックイン手続きの後のお客様の様子

左はシャンペー(上海)のゲスト、右はチリです。

チェックイン手続きが終わると、アイスブレイクが終わり、お互いの親交を深める時間や旅先のスポットの相談などなど様々なお話をします。嵐山で温泉に入りたい(最近は日本の公衆浴場についても興味深い体験の場となるようです)から、安く日本らしいお惣菜を変えるところは?など様々です。

この瞬間に出会えるゲストとの笑顔が、ホテルや旅館などの洗練された接客サービスでもなかなか出会えない、地元の人にもてなしてもらった!という、特別で、ですがアットホームな思い出づくりがお手伝いできる「ホスト」ならではの体験なのだろうと思います。

ゲストの素朴な笑顔に出会えた瞬間、世間では厳しい目で見られる事業ですが、この時だけは、本当にやってて良かったな~と思える瞬間です。「よし!次の目的地まで僕の車で送っていくよ!など、過剰なサービスを提供したくなる瞬間です(笑)」

それではまた。